文書の向こう側

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特許翻訳講座の受講生としてのブログなのに、全くそっち方面のことが書けずすみません。でも仕事は最大の勉強です。

今回の翻訳会社さんは何年も取引させていただいている会社なのですが、コーディネーターさんのメールが丁寧でやりとりがしやすく、気持ちよく仕事させていただいています。ありがたいことです。

さて、今回の産業翻訳の仕事をするため、いろいろな文書を読んでいます。

今回の仕事関連資料を探していたら、対訳があるものがいくつかありました。日本語がきりっとしまっていて読みやすいものもあれば、確かに原文に沿っているものの、長文になると主語と述語が離れており、読み手に少々負担がかかるものも見受けられました。

翻訳者に求められていることは何なのでしょう。

原文を読めないわけではないけど、より速く情報を得たいから翻訳に出す、という人がいるのではないかと思うのです。それなのに、読み手に負担がかかるような訳文では、あまり翻訳の意味がなくなるのでは。

今回の仕事、長文が多いけど、情報はそのままに、読み手の負担が減らせるような訳文作りを意識したいと思います。

—とまあ硬く述べてしまいましたが、やはり和訳の場合、ちゃんとした日本語力が必要ですね。国語辞典、必須。

それにしてもこの仕事、ちょっとラクかと思いきや、そうでもなかった…。こうなったら血肉にしてやる!という勢いでこなしたいと思います。

参考書

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年末年始にも産業翻訳の仕事をいれた私でございます。前回のよりは調査対象がずっと狭いので、やりやすいです。化学物質の名前も少々登場しますので

「そうだ、化学、やろう」

という気持ちにも、ちょっとなりました。

(いえね、化学分野の特許翻訳者養成講座を受けてるはずなんですが、やっぱりそのバケガク用語に自分がなじめるのか、なんかウジウジしてしまうんですよねえ。)

さて、参考書。ちょっと前に非破壊検査のことを調べてたんですが、そのときに出会いたかったよ〜というのが

「まんがでわかる コンクリート」(オーム社)

です。

マンガ、と言ってもマンガオンリーではなく、「フォローアップ」という解説ページに参考文献の記載があり、巻末索引もあるし(残念ながら対訳ではありませんが)、いわば「羊の皮を被ったオオカミ」的な感じはあるかも。でも結構役にたつ本だと思います。

この「まんがでわかる」シリーズは工学に必要な様々な基礎知識をマンガでわかりやすく伝えてくれる本で、他にも「電磁気学」「流体力学」「電気数学」「フーリエ解析」とか、色々あります。今は「技術英語」なんてのもあるんですね。

対象は工業高校、高専、大学工学部などの学生、と書いてあります。物理・化学の基礎があらかた入ったくらいの段階で、専門書に行く前に読んでおくと、その後、どこに深入りしたらいいのかが掴みやすいのではないかと思います。

比較的手に取りやすい絵だと思いますが、アマゾンで「なか見!検索」で見られるので、自分に合うか、内容のレベルはどうか、確かめられてありがたいです。

で、コンクリート。コンクリート(セメント)の硬化は「乾く」んじゃなくて「化学変化」なので、ここにも化学が関わってるんですね。ほんとに、化学はどこにでも出てくるなあ。

敵のタイプは

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ここ1ヶ月くらいは産業翻訳の仕事を何件かしていましたが、それぞれタイプが違う仕事。

 

強引に三国志キャラにたとえると

 

1.張飛をやっつけるようなタイプ

とにかく力任せに、ボリュームをこなす。

2.曹操と戦うようなタイプ

深い知識は必要ないけど、工夫は必要。

3.関羽を口説くようなタイプ

とっかかりは大変だけど、乗り切ればあとはすんなり。

(あくまでも私の脳内キャラ的に見て、なので、適切でないかも。)

 

「1」のタイプはツールを駆使しないとやっていけませんね。

私が好きなのは「3」の「関羽を口説くようなタイプ」です!

 

それにしても、先日の「3」のタイプの案件は、網羅的に広く勉強が必要で大変でした。でも、そこまでしないと訳せないからしょうがない。まあ、物理の知識と、鉱物に興味あり、というベースがあったのは幸い。

 

この分野でならCV書けそうですが、問題はそれを売りにしたいか(あとは仕事が潤沢にあるか)ですよねえ…。

レシピ

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えー、講座に申し込んでから、3ヶ月半。

CVは何度か見ていただきましたが、まだ完成せず、です。

 

なぜか、講座を開始してから産業翻訳の仕事が増え(まあ、申し込む直前にトライアルに受かり、取引を始めたところがあるせいでもありますが)、面白い案件もあったりして、特許翻訳の勉強がちょっと滞っております。

 

さて、現在翻訳中の案件は分野で言えば「建築土木」なんですが、翻訳に当たり本や資料を見ていて思ったのは、試験手順が

「料理のレシピ」

みたいだということ。

私、どうせ食べるなら美味しいモノがいいな、という考えの持ち主でして、子供の頃からトースト一枚も工夫したり「料理天国」のテレビ(お若い方は知らないでしょうねえ…)を欠かさずみたり、料理関係のエッセイをたくさん読んだりしていました。

あと、美味しそうな料理がでてくる本も好きでしたね。親が図書館で借りていた「白い国籍のスパイ」という本のレシピ部分だけ読んだりしてました。

それと、小学校高学年くらいから、なぜか家にあったディズニーの英語のお菓子料理本を見て、辞書をひきながら「どんな味なんだろう〜!」と想像したりもしていました。だって缶詰から出てくるアップルソース、緑色なんですよ〜。すごく違和感があって怪しげで、でもなんだかわくわくして魅力的な絵だったのでした。

 

この料理レシピ、簡潔な文章を身につけるのに役に立つと思います。必要なことが、無駄なく、順番通りに書いてありますものね。

産業翻訳でマニュアルを訳すのにも役に立ちますが、こういった試験手順もマニュアルの一種。本当に、翻訳ってこれまでの経験が無駄にならない仕事だなあ、と思います。

仕事

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またまた産業翻訳の仕事中です。以前からポツポツと発注していただいているところです。

案件はそのたびに全く違うので、調査から始まります。大変。

とはいえ、今回の案件は調査と勉強を進めていくと結構面白くて、

「学校のこの教科の勉強は、ここにつながっていくのか!」

という発見がありました。(子供の指導のときのネタにしよう。)

さて、調査の際、講座で教えていただいた、ノートまとめ、マインドマップなどをしていくと、格段に頭への入り方が違いますね。

和訳なので、自分でこの分野の文章がある程度書けるかも、ぐらいのレベルになってから翻訳を始めるとサクサク進みますが、時間との兼ね合い。

最終チェックの時間がない!なんてことは避けなければならないので、こういう面白い案件ほど気をつけないと。